エチオピアがわかる本:アベベものがたり Abebe Bikila
ちょっと高齢の日本人であれば誰でも知っているアベベ・ビキラを紹介する10ページのマンガです。
なぜ、「高齢な日本人であれば」なのかというと、1964年に開催された東京オリンピックのマラソンの金メダリストだからです。
私自身は1970年代後半の生まれではありますが、父親からマラソンを裸足で走る「裸足のアベベ」ということで、話をよく聞かされました。
私の父親は1943年生まれですが、その頃の方々にとっては、それほど印象的なマラソン選手だったのでしょう。
10ページのマンガの中には、交通事故にあってマラソン選手として活躍できなかった、その後も身体に障害がある方々のスポーツ大会に出場するなどして、スポーツに関わり続けようとした彼の姿勢が紹介されています。
正直、もの足りない感じはするので、アベベ選手のことをもっと知ることができる書籍の紹介などがされていたらいいな、と思いました。
このマンガの作者は小林たつよしさんです。
正直、彼の作品は読んだことがないのですが、調べてみると小学館の学習まんが「日本の歴史」や「世界の歴史」を執筆されているようです。
また、小学館のまんが人物館で『円谷英二』を担当しているので、おそらくそこからのスピンアウトのようなかたちでこのアベベを主役にしたマンガが出来上がったのかもしれませんね。
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