エチオピア・ティグレ危機:話し合いの可能性はなし!?
BBC Newsの昨日の記事から。
11月22日の日曜日にエチオピアのアビィ首相が、ティグレ州で連邦政府軍と戦闘状態にあるTPLF(ティグレ人民解放戦線)に対して「72時間以内の降伏」を求めたことはすでにお伝えしました。
しかし、その要求に対して、TPLFのリーダーであるデブラツィオン・ゲブレミカエル氏は「(首相は)我々がどういう人間かわかっていない。我々は強い信念を持つ人間であり、我々の土地を統治する権利を守るためであれば、死も覚悟している」と述べたことをAFP通信が伝えています。
BBCニュースよると、アラブ首長国連邦はアフリカ諸国と連絡を取り合って紛争を終わらせる努力をしており、また南アフリカの大統領であり、アフリカ連合の議長でもあるシリル・ラマポーザCyril Ramaphosa)氏もまた、3名の前大統領を仲介役に任命するなどの対応をしているようです。
しかしながら、エチオピアのアビィ首相はこの紛争について、国内の法律で対応するべき問題であるという見解を示しています。
アビィ首相を補佐するマモ・ミラトゥ氏は、BBCに対して「犯罪者と交渉はしない。我々は彼らを出廷はさせるが、交渉の席は用意しない」と語り、アフリカ諸国の役割はTPLFが降伏するように圧力をかけることであり、彼らと話しあうことではないとしています。
参考記事
BBC News 2020/11/24 Ethiopia’s Tigray crisis_ Debretsion Gebremichael vows to fight on.
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